ちきページ ボードゲームボードゲーム紹介>三頭政治  
郵便局名検索 

Contents

市町村章
都道府県別リスト

郵便局
郵便局データベース
記憶に残る郵便局
郵便局訪問記

ボードゲーム
ボードゲーム紹介

戯言(日記)
物置(ファイル置場)
リンク集

管理人へメール


アーカイブ
(更新終了)

駅のデータベース
駅名検索(簡易)
駅名検索(基本)
・駅名検索(詳細)
路線別一覧

駅の変遷(路線別)
路線データhtml化

入場券あれこれ
切符のサイズ
硬券入場券の様式
料金の変遷
券面の変遷
硬入プレミアの条件


三頭政治

三頭政治 タイトル:TRIUMVIRATE
作  者:Travis Worthington's
対応人数:2人用
時  間:15分
制作会社:Indie Boards&Cards

概要

カードゲームにトリックテイキングという種類の遊び方があります。プレイヤーがひとりずつ1枚カードを出しあい、出した中で条件に合うカードが勝札となり場の全てを獲得する、大まかに言うとこんな感じのゲームです。概ねトリックテイキングは4、5人で遊ぶと面白いのものが多いのですが、この三頭政治は珍しい二人専用のトリックテイキングです。背景は古代ローマ。ポンペイウス、クラッスス、カエサルと古代ローマで三頭政治と言われた頭3人のうち支持されるのは誰でしょうか。

0カード カード構成は赤、黄、黒3スートがそれぞれ0~8までの数字があり、合計27枚が使われます。各プレイヤーに11枚のカードを配りゲーム開始です。

このゲームはマストフォローのトリックテイクで、リードのプレイヤー(ディーラーでない方、最初にカードを出す方)が好きなカードを1枚出します。次に相手方は自分の手札にあるなら、リードが出した色と同じ色のカードを出さなければなりません。これがマストフォローのルールです。同じ色が手札に1枚もない場合に限り、好きな色の札を出すとができます。

各自1枚ずつ出したら、どの札が勝ったか判断します。勝ち負けの判断はスートに関係なく数字の高いほうが勝利です。但し、0のカードは例外で0は同じスートには負けますが、他の色のどのカードにも勝ちます。

例えば黄8、黄0なら8の勝ち。黄8に対して赤0であれば赤0の勝ちです。なお、同じ数字の場合は先に出したほうがトリックを取ります。(黄3、黒3なら先に出した黄3の勝ち。0も同様。)

ラウンドの様子 これで1トリック目が終了、勝札を出したプレイヤーが続いてリードを行い2トリック目が開始されます。その際に1トリック目でどの色が勝ったか(どちらのプレイヤーが勝ったのかは問題ではない)を分かるように場に出しておきます。3、4トリック目と続き、どれかの色が3回勝つまでトリックを続けます。(3色のどれかが3回勝つまでなので、最低3トリック、最高で7トリック行われます)

写真では左から1トリック目、上が黄5、下が黄7で下の勝ち。1トリック目の勝札は黄色。2トリック目は下が黒の3リードに対して上が黒の6で上の勝ちで勝札は黒。という順に4トリック目が終わったところで黄色が3回勝ちました。これにて1ラウンドが終了です。

ゲームボード 1ラウンド目は黄色が勝ちました。まずボードに黄色の駒を1つ載せます。このゲームはどの色の駒がこのボード上に3つ載るかを予想するゲームです。

ラウンド終了時に写真のようにボードに1枚、カードを仕込むことができます(仕込まなくてもよい)。このカードは最終ラウンドが終わるまでの間に3枚まで仕込むことができます。仕込むカードはなんでも構いませんが、最終的にこのカードのうち有効なカードは3、5、7のカードだけとなります。カードの仕込みが終われば第2ラウンド開始です。残った手札はそのままに、新たにカードが補充されトリックを開始します。

最終トリックのボード ラウンドが重ねられ、6ラウンド目に黄色が勝利し黄色の駒がボード上に載せられました。黄色駒が3つとなったのでここでゲーム終了です。おのおの仕込んだカードを表向きにし、カードを確認します。

最終トリックのボード ここで有効となるカードは勝った黄色駒と同じ色の黄色のカードの3、5、7です。写真で有効となるカードは右の出している黄7のカードのみ。数字を合計して多い方のプレイヤー、即ち右の勝利となります。これで右が1勝となります。(もし6ラウンド目に黒が勝っていれば黒駒3つとなり、黒のカードで勝敗を見ます。写真の場合は左が8、右が7となり左が勝ちとなります。)

続いて、初期配置から第2ゲームを行います。あらかじめ何勝したから勝ちかを決めておき、その勝数に最初に到達したプレイヤーが勝利となります。私は先に2勝上げたほうが勝ちというルールでプレイしています。

寸評

ゲーム風景カードゲームですので、システムを楽しむものだと割り切っており、三頭政治とはそれほど関連性がないのですが、3トリック勝った色が1勝利点、3勝利点上げた色がそのゲームの勝ち色となり、3枚のカードでどの色が勝つかを予想するという3尽くしのゲームです。

1トリックが1枚ずつカードを出せば終わるのでテンポよくゲームは進み、時間も15分ほど。それでいて、いつ、どのカードを仕込んでやろうかという思惑が互いに交錯する深いゲームになっています。

自分の思惑が当たったときはしてやったり感があり、また外されて負けたときは非常に悔しい思いをしてついもう1回、となるそんな不思議な2人用トリックテイキングです。初心者に出すことはお勧めしませんが、2人用という特殊なゲームなので、トリックテイキング好きなら是非1度はプレイしていただきたい、そんなゲームです。


© 2002-2023 Chiki. All rights reserved. update: 2016/04/01