金手
かねんて
Kanente

2003/08/05撮影

善光寺駅を出た下り電車は、すぐに中央本線と並走して走ります。この金手駅は中央本線上にありながら中央本線には駅がありません。ホームからは路線のみの中央本線をすぐ前に見ることが出来ます。時刻表などの路線図では中央本線からだいぶ離れた所に駅があるように書かれていますが、実際は酒折～甲府の路線上に位置していることになります。

駅ホームは1面1線の簡易な構造をしています。住宅密集地に駅があり、駅前広場などはなく細い道路が1本脇を通っているのみで、いかにも古くは私鉄として開業し、後に国鉄に買収された路線にありがちな駅前風景が展開されています。

次駅は終点の甲府駅。約1.2Kmほどの距離です。

昭和45(1970)年10月1日無人化。
現在はJR東海の駅ですが、国鉄時は甲府や酒折などと同じ東京西鉄道管理局の所属でした（善光寺駅は静岡局）。上記のような位置的なことによる管轄境界の決め方だったと思います。そんなわけでこの駅は善光寺までとは違い東京印刷場の硬入です。30円券まで存在します。