夜ノ森
よのもり
yonomori

2005/11/16撮影

双葉郡富岡町には町の中心部にある富岡駅のほかに、もう一駅、この夜ノ森駅があります。富岡町の北端に位置していて、富岡駅からかなり内陸に進路を取る関係で、海からは3Km以上はなれています。駅の西側2Kmほどのところに常磐自動車道の常磐富丘I.C.があります。

駅ホームは島式の1面2線。小さいながらも木造駅舎があり、簡易委託にて駅業務が行われています。駅の構内に約6,000株のつつじが植えられており、5月にはつつじの花で構内が埋め尽くされ見事な景観を作り出します。

開業時の住所は双葉郡上岡村（かみおかむら）。駅名の夜ノ森は上岡村の地籍より名付けられました。この駅も線内のいくつかの駅に見られるように地名と駅名が異なる表記をしており、本来の地籍は『夜の森』となっています。上岡村は昭和25(1950)年6月1日に双葉町として単独に町制を施行し消滅しています。双葉町は昭和30(1955)年3月31日に富岡町と合併、富岡町となり現在に至ります。

昭和59(1984)年2月1日無人化。